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子供の矯正勉強会に行ってきました② in 北海道
こんにちは。
日立市大みか町の歯医者さん
きくち歯科の院長 菊地正高です。
10月に続きまして
11/19土曜の午後を休診させて頂き、
北海道へ子供の矯正の勉強会②に参加してきました。
土曜希望の患者様にはご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんでした。
前回の勉強会は学術的な理論についてのお話でしたが、
今回は、実践編という事で、実際に検査や処置をする際の
勘所であったり、治療の進め方のポイントなどを学んでまいりました。
患者様
↓
上顎の拡大=口呼吸の改善のために
↓
下顎の歯列の拡大
(鼻呼吸促進のための筋機能訓練も開始)
↓
咬み合わせの状態をチェック
↓ ↓
歯の問題 骨格の問題
上記のようにフローチャートを頭に入れて普段の診療に臨んでいますが、
ポイントは、最初に口呼吸の改善を促してから治療を進めるところに
あります。
早い段階で口呼吸を改善することがとても重要で
可能であれば6-8歳くらいの範囲で矯正治療を始められると
比較的に楽に治療ができるケースが多いように思います。
子供の時期は、口の中で不足してる部分を矯正器具によって
成長を促進させることができやすいからです。
一方で大人になってから矯正する際の弊害は、
歯並びが悪いとは、そもそも口の中に、歯が綺麗に並ぶための
スペースが少ないから歯並びがガタガタになります。
これは、電車の中で、10人座りの椅子に11人、12人が
無理矢理座ろうとしている状態に似ているかもしれません。
口が歯に対して小さいから歯が並ばないという理屈で
考えますと、綺麗に歯を並べるために不要な歯を抜くと
更に口が小さくなるので、呼吸をするという観点で考えると
少し不利になります。
大人の呼吸の問題で有名なのは、睡眠時無呼吸症候群という
病気がありますが呼吸と睡眠も密接に関係しているようです。
今回は 子供の矯正の勉強会の話ですので割愛しますが、
今後、歯の豆知識の方で機会があればアップしてまいりたいと
思います。
大人になってからの矯正は、色々な面で楽ではないのと
歯並びが悪いことにより口の管理が難しくなり、高齢になった
時に歯が残る本数も変わってくることも日々の診療で感じて
おります。そして歯並びが悪くなる大きな要因の一つに
口呼吸があり、これを早期に改善することが大切だと学びました。
口呼吸を改善するための 矯正装置
出っ歯を直す装置
各種矯正装置の一覧
日立の歯医者
きくち歯科 院長 菊地正高
〒319-1221 茨城県日立市大みか町1丁目10-14
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