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口呼吸が口腔内に与える影響について

タイトル:口呼吸が口腔内に与える影響について
茨城県日立市の歯医者、きくち歯科の院長 菊地正高です。
今回は、「口呼吸が口腔内に与える影響について」についてお話をしていきます。
【目次】
1.口呼吸とは?
2.口呼吸の原因
3.口呼吸が口腔内に与える影響
4.口呼吸からくる健康問題
5.口呼吸の改善方法
6.まとめ

 

1.口呼吸とは?
皆さんは普段、鼻呼吸と口呼吸のどちらを行っていますか?
呼吸は無意識の行動であり、私たちが生きていくためには必要不可欠な動作です。
口呼吸とは、名前の通り口から空気を吸うことを指します。
しかし、正常な呼吸は鼻を通して行うべきであり、口呼吸は鼻が詰まってしまったときな
ど、
一時的なものであるべきです。
2.口呼吸の原因
口呼吸は様々な原因で発生します。
その中でも、鼻づまり、アレルギー、鼻の形状の問題、扁桃腺の腫れ、
睡眠時無呼吸症候群などが主な原因となります。
これらの問題があると、自然と鼻呼吸が困難になり、口呼吸をすることが増えてしまいま
す。
3.口呼吸が口腔内に与える影響
口呼吸は、口腔内の環境を大きく変えてしまいます。
口から空気を吸うと、口腔内が乾燥しやすくなり、唾液の分泌が減少します。
唾液は口内環境を整えるだけでなく、食べ物の消化を助け、
虫歯や口臭の予防にも役立つ大切な存在です。
唾液の量が減ることで、これらの機能が低下し、口腔内の健康状態に悪影響を及ぼします

また、口呼吸をすると、舌の位置が下がりがちになり、
これが口腔内の形状を変えてしまう可能性があります。
このため、歯並びや顎の成長に影響を及ぼし、歯列矯正の必要が出てくる場合もあります

4.口呼吸からくる健康問題
口呼吸の影響は口腔内だけでなく、全身に及びます。
口から呼吸をすると、空気が直接肺に入り込むため、鼻で行われるはずのフィルタリング
機能が働かず、
ホコリや花粉などの異物を含んだ空気が肺に直接入る可能性があります。
これは、アレルギーや感染症に罹りやすくなる原因となります。

さらに、口呼吸は睡眠の質にも影響を及ぼします。
口呼吸をしていると、喉が乾燥してしまい、いびきをかきやすくなります。
これは睡眠時無呼吸症候群の原因にもなります。
5.口呼吸の改善方法
口呼吸を改善するには、その原因を解消することが重要です。
鼻づまりやアレルギーなどの問題がある場合は、医療機関での診察と治療が必要です。
また、日常生活での意識も大切です。
無意識のうちに口呼吸をしてしまう場合、日中に意識して鼻呼吸をするように努めること
が大切です。
口が開いてしまわないよう、口を閉じる意識を持つことも有効です。
6.まとめ
口呼吸は、口腔内だけでなく全身の健康に影響を及ぼします。
口腔内の乾燥や唾液の減少、歯並びの問題など、さまざまな問題を引き起こします。
また、全身の健康に対しても、アレルギーや感染症のリスク、睡眠の質の低下などの問題
を生じさせます。
口呼吸を改善することは、口腔内だけでなく全身の健康維持につながります。
日々の生活の中で、自分の呼吸を意識することから始めてみてはいかがでしょうか。
口腔内の健康は全身の健康に直結しています。
口呼吸が気になる方、口腔内の健康についてご相談がある方は、
お気軽に当院までお越しください。
また、口呼吸による口腔内の問題を早期に発見し、適切な治療を行うためにも、
定期的な歯科検診の受診をお勧めします。
検診では、口腔内の健康状態をチェックし、口呼吸による問題が起きていないかを確認す
る事もできます。
また、問題が見つかった場合には、早期の治療につなげることができます。
私たちは、皆さんが健康な口呼吸を行えるように、口腔内の健康管理を全力でサポートし
てまいります。
ぜひ、この記事をきっかけに口呼吸の改善に向けた一歩を踏み出してみてください。

 

きくち歯科 院長 菊地正高

   

〒319-1221 茨城県日立市大みか町1丁目10-14

ホームページ  http://kikuchi-dental.net/