その他小児矯正・成人矯正
指しゃぶりはいつまで大丈夫?歯並びへの影響とやめさせるタイミングを歯科医師が解説

こんにちは。
茨城県日立市の歯医者、きくち歯科院長の菊地正高です。
保護者の方から、
「まだ指しゃぶりをしています。」
「そろそろやめさせた方がいいのでしょうか?」
というご相談をよくいただきます。
指しゃぶりは、小さなお子さんでは珍しいことではありません。
しかし、年齢や頻度によっては、歯並びや顎の成長に影響することがあります。
今回は、指しゃぶりと歯並びの関係、やめさせるタイミングについて分かりやすくご紹介します。
指しゃぶりは悪いことなのでしょうか?
結論からお伝えすると、
乳幼児期の指しゃぶりは、決して悪いことではありません。
赤ちゃんにとって指しゃぶりは、
- 安心するため
- 気持ちを落ち着かせるため
- 眠るため
など、成長過程で自然に見られる行動です。
無理にやめさせようとすると、お子さんにとって大きなストレスになることもあります。
そのため、小さいうちは温かく見守ることも大切です。
いつ頃から気にした方が良いのでしょうか?
多くのお子さんは、成長とともに自然に指しゃぶりを卒業します。
一般的には、4〜5歳頃になっても頻繁に続いている場合は、一度歯科医院で相談することをおすすめします。
特に、
- 起きている時間も頻繁にしている
- 強い力で吸っている
- 長時間続いている
という場合は、歯並びに影響する可能性があります。
指しゃぶりが歯並びに与える影響
長期間続く指しゃぶりでは、指が前歯を押す力が繰り返しかかります。
その結果、
- 出っ歯(上顎前突)
- 前歯が閉じない状態(開咬)
- 噛み合わせの乱れ
- 顎の成長への影響
などが起こることがあります。
もちろん、すべてのお子さんに起こるわけではありませんが、習慣が長く続くほど影響を受けやすくなると考えられています。
指しゃぶりだけが原因ではありません
歯並びは、指しゃぶりだけで決まるものではありません。
例えば、
- 遺伝
- 顎の大きさ
- 口呼吸
- 舌の癖
- 食生活
- お口周りの筋肉のバランス
など、さまざまな要因が関係しています。
そのため、「指しゃぶりをやめれば必ず歯並びが治る」というわけではありません。
大切なのは、お子さんのお口全体の状態を確認することです。
無理にやめさせる必要はありません
「今日から絶対やめよう!」
と強く叱ってしまうと、お子さんはかえって不安になり、逆効果になることもあります。
まずは、
- なぜ指しゃぶりをしているのか
- 寝る前だけなのか
- 不安な時だけなのか
を見守ることが大切です。
ご家族で褒めながら少しずつ卒業を目指す方が、お子さんも前向きに取り組みやすくなります。
ご家庭でできる工夫
指しゃぶりを卒業するために、ご家庭では次のような工夫ができます。
- 指しゃぶりをしなかった日を褒める
- シールカレンダーを作る
- 手を使う遊びを増やす
- 日中に体を動かして遊ぶ
- 安心して眠れる環境を整える
「やめなさい」と叱るよりも、「できたね」と認めることが、お子さんの自信につながります。
小児矯正との関係
指しゃぶりが長く続き、歯並びや噛み合わせに影響が出ている場合には、小児矯正をご提案することがあります。
ただし、すぐに矯正を始めるわけではありません。
まずは、
- 指しゃぶりの状況
- 歯並びの変化
- 顎の成長
- 永久歯への生え変わり
などを確認し、お子さんに合ったタイミングを見極めます。
きくち歯科が大切にしていること
きくち歯科では、
「指しゃぶりをしているから矯正が必要です」
という考え方はしていません。
私たちが大切にしているのは、
お子さんが将来も健康なお口で、自分の歯を長く使えることです。
そのため、
- 歯並び
- 顎の成長
- 呼吸
- 舌の使い方
- お口の癖
まで含めて総合的に診査・診断しています。
お子さんの成長を見守りながら、ご家族と一緒に最適な方法を考えていきます。
よくある質問
Q. 指しゃぶりは何歳までなら心配ありませんか?
個人差はありますが、3歳くらいまでに止められるのが理想です。
Q. 寝る時だけなら大丈夫ですか?
寝る前だけの軽い習慣であれば、すぐに問題になるとは限りません。
頻度や力のかかり方も含めて確認することが大切です。
Q. 指しゃぶりをやめれば歯並びは治りますか?
軽い歯並びの変化は改善することもありますが、すべてが自然に治るわけではありません。
気になる場合は一度ご相談ください。
Q. 相談だけでもできますか?
もちろんです。
現在のお口の状態や成長の様子を確認し、必要に応じて今後の見通しをご説明します。
まとめ
指しゃぶりは、小さなお子さんにとって自然な成長の一つです。
しかし、長期間続くと歯並びや噛み合わせに影響することがあります。
大切なのは、
無理にやめさせることではなく、お子さんの成長に合わせて適切なタイミングで対応することです。
きくち歯科では、歯並びだけでなく、お口の機能や成長も含めて、お子さん一人ひとりに合った診療を行っています。
「このままで大丈夫かな?」と気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
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きくち歯科 院長 菊地正高
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